寂しさは哀れなかたちになってゆく
誰と付き合っても愛し合っても
目を見れば分かる。
この人は嘘をついていると。
心から安心して付き合えた試しがない。
みんな初めから嘘のかたまりのひとばっかりだった。ハズレばかり引いてしまう見る目を養えなさすぎる馬鹿な女よ。
既婚者バツイチ子持ちDV。
初めから知っていれば付き合うことなんてないのにな。
みんな初めに嘘をつく。
終わりから始まる恋だった。
終わりなんて見えてるのにどうして選んじゃったんだろう。好きな気持ちには勝てないな、弱いな。
頑張ってがんばって信じてきた。
でも最後は呆気なく、いとも簡単に終わってしまうそんな恋だった。
長く一緒に居たのに別れなんてほんの一瞬。
虚しいの極みだよ。
そして私はまた孤独に戻る。
幸せだと感じたあの時間は幻に過ぎなかったんだ。
駅が思い出を語る。
その人と一緒に過ごした駅が一つ一つ嫌いになっていく。
見たくもないし駅から見えるその人と過ごした家すらも目を背ける日々。
電車の座席は敢えて見えないように座るか立つか。
駅の名前も聞かなくていいように常にイヤホン常備でね。
嘘は人をダメにする。
私で居られた時間はあったかな。
殆ど不安に充ちていた。
不安と孤独と恐怖と涙しかなかった。
軽々しく愛してる気持ちは変わらないなんて言わないで欲しかったな。
大嫌い。